被害にあわない為に

農作物を被害から守るということでは、基本的な事なのですが、周辺の草刈りなど行い畑の見通しを良くして、森との境界をしっかり作る。食べない作物を放置したり、特定の箇所に集めたりしない(動物にとっては、それらも食べ物であるから)。紐、網などで囲むこともある程度は有効な手段ですが、個体によっては効果を示さずに壊されてしまうこともあります。電気柵などは有効な手段です。猪、熊、猿などで多少設置の仕方に違いがあります。

熊などは、トウモロコシなどが大好きで。嗅覚が優れているので、季節になるとトウモロコシの畑周辺を徘徊することがあります。また、そこに畑があることも記憶しますので、次の年も現れる可能性があります。育てる作物の選定も必要になることもあります。電気柵をしていて畑は無事でも熊はよってきますので、偶然に出くわしたりすると危険が及ぶ可能性があります。明け方や夕方に活動が活発になりますので作業の時は注意が必要です。なるべく一人で作業はしないようにしましょう。ラジオをつけたり、定期的に鍋をたたくなど大きな音を出したり、熊スプレーなどを携行するなどの対策をしてください。

猿などは群れで行動します。たまにはぐれた個体や群れを出された個体が単独で行動することもあります。とても頭がよく、リーダーや群れを守る個体がいるなど役割を持った個体もいます。たいていの農作物は猿の好物になり、手先も器用なので群れで畑を荒らすことが多いです。また、畑があるのを記憶しているので、作物の実る季節も把握しているので、移動しながら、畑を荒らしたりします。まずは草刈りなどを実施して森との境界をしっかり作る。猿のあまり嗜好しない唐辛子、ピーマン、オクラ、バジル、ミントなどを外側に作る、追い払いを徹底して実施する。花火や爆竹、エアガン、フライパンなどをたたきながら自らも叫び森の方に追っかけて追い払う。森まで追い払いに成功したらそこで追い払いはやめる。猿に、ダメな場所と許される場所を覚えさせる。頭が良いのを利用するやり方です。電気柵を設置する。周辺に登れるものが存在すると飛び越えるので設置場所、やり方も良く選定する。あまりに威嚇が激しい猿にはなるべく近づかずに花火のなどで対応する